No.018 2001/06 お仏事の情報/「ご入仏法要をつとめる」

「ご入仏法要をつとめる」-ご家庭での準備-のご案内です。 浄土真宗各派の家庭での準備 はじめに お仏壇に新しく御本尊をお迎えしたとき、家に新しくお仏壇をお迎えしたとき、また修理したお仏壇が帰ってきたときは御入仏法要を勤めます。 お仏壇の中央、須弥壇の上の木像や絵像がこの法要によってお詣りする人の心に安らぎを与えてくださるみほとけとなられます。この法要を勤める方にとって大変幸いな出逢いと云えます。 浄土真宗各派では、「御入仏法要」「御遷仏法要(ごせんぶつほうよう)」「御移徙(ごいし)」「おわたまし」等の云い方があります。 また「お性根(おしょうね)を入れる」「お性根を抜く」という言葉を日常に耳にすることがありますが、お仏壇にではなく御本尊に対してお勤めをすることです。 お仏壇を修理に出すときにもお勤めをします。 浄土真宗以外では御開眼(ごかいげん)、御開眼法要、御開眼入仏法要、御遷仏法要、おわたまし等と いいます。 日時を決める 1.先ず入仏法要のお勤めをお願いするお寺様のご都合を聞き日時を決めます。日時の打合わせのときにこの法要の勤め方についてご意見を伺うのもよいでしょう。 2.お仏壇を予約されているときはお店に届けてもらう日時を指定します。お仏壇の大きさ等により据付に時間がかかる場合があります。余裕をみておきましょう。 3.家族以外の方にお詣りいただく時はお知らせします。 *新たにお仏壇を購入されたとき等は、付属仏具が揃っていて、そのお飾りが済んでいることと思われますので説明は省きます。 法要前の準備 お仏具のお飾りができていても、そのなかで仏様にお供えをするものにはそれぞれの準備が要ります。仏様の御荘厳で大切なのは香 灯明 お花 です。 お香と線香 前もって香盒にお香を、香炉に灰を入れます。 三具足や五具足の金香炉はお仏壇が相当大きいときの他は飾りで、焼香はしなくてかまいません。 線香も線香差か箱に入れておきます。浄土真宗では各派とも蓋のついていない土香炉か金香炉に線香を折って火をつけ寝かせて灰の上におきます。 お詣りする人が多いときは焼香盆セットがあるとよいでしよう。 *三本足の香炉のときは一本が前の中心になるように置きます。       灯明 輪灯や灯籠は最近は安全のために豆電球をつけることが多くなりました。球が点灯するか早めにテストします。蝋燭立の数だけ蝋燭が必要です。入仏法要は慶事ですから、慶事用の朱蝋燭(または金蝋燭)を立てます。御本尊のすぐ前の上卓に小さい蝋燭立があるときはそこにも立てます。この蝋燭は派によってはお勤めのときも火をつけないことになっています。垂直にしっかり立てます。五具足の場合は左右の高さが揃うようにします。 お花  花瓶には慶事にふさわしいお花を差します。芯になる青い枝は松であればなおよいとされています。 また、御本尊のすぐ前の上卓に小さい華瓶(けびょう)が1対あるときは、樒(しきみ)または他の青い葉を差します。 高田派は花を差します。 *この華瓶は古くはみほとけに水を捧げる水瓶(すいびょう)として用いていたものです。水が汚れないように樒を差したり、木の葉で覆ったりしていたのが今のように葉や花を差すようになりました。 お供え お香、灯明、お花のほかに、当日法要までにお供えを盛る仏具の準備をします。 お仏飯 仏飯器にご飯を盛ります。ご飯の盛り方が図のように派によってちがいます。 大谷派と佛光寺派は盛槽(もっそう)を使って筒型に盛ります。蓮の実の形といわれています。浄土真宗の他の派は円く盛ります。蓮の蕾の形と云われています。 派によっては、お仏飯は御木像や御絵像前にだけお供えしお名号や法名前にはお供えしないことがあります。       華束(けそく)(供笥くげともいいます) 華束には小餅・干菓子・和菓子などを盛ります。華束に盛る小餅のことを「おけそく」とも云います。大谷派は白い小餅を、各派は白小餅や慶事の紅白の小餅または干菓子・和菓子等を盛ります。小餅や菓子の大きさ、華束の大きさにより二重か三重に形良く盛ります。   
白小餅 二段        紅白落雁三段

その他 *お仏壇のなかの上卓・前卓に慶事にふさわしい打敷を掛けます。卓の上についている下水板(げすいた又は水板ともいいます)で押さえます。かなり大きなお仏壇で卓が大きいときは 水引を打敷の下に掛けることもあります。高田派は角掛(すみがけと読みます。打敷と同じ三角型)の下に打敷(前に垂れる四角型)で 呼び名も違います。 *法名軸をお仏壇の内側の脇に掛けます。または過去帖、過去帖台を正面に置きます。
*お勤めをお願いするお寺様へのお布施を準備します。お布施の金封は水引のない白無地を用いるのが正しいです。
  
*電気灯籠や輪灯の電球用に適当な場所にコンセントがない場合は電気配線の工事が必要です。前もって電気屋さんに頼みます。お仏壇のなかの配線は仏壇店がします。 *家族の念珠がなければ揃えます。 *できればお寺様に聞いて家族が唱和できる偈文(げぶん)や御和讃(ごわさん)の入った経本を人数分準備します。念珠や経本は床にじかにおかないようにします。 *なお、浄土真宗の中でも派によって、また地方の習慣によっていろいろなやり方が行われていることがありますので、直接お勤めをお願いするお寺様のご意見を伺うことが大切です。 ご入仏法要後の日常のご注意 *お仏壇の前を離れるときは少しの間でも、必ず蝋燭の火を消してください。輪灯や電気灯籠などのスイッチもお勤めが終わったときに切ります。 *金箔押しの個所は絶対に拭いたりこすったりしないようにしてください。また金箔は 塩分を嫌いますので素手で触らないようにしてください。金箔押しの彫物や障子の桟の埃は柔らかい毛払いの毛先で軽く数回払ってください。お仏壇が小さいときのご注意 安置される部屋のご都合で小さいお仏壇にされることがあります。お仏壇の前で合掌する心はお仏壇の大きさに左右されるものではありませんが、日常のお給仕には心遣いが要ります。 *お仏壇内部の高さが少ないことが多いので、中で蝋燭の火をつけると危険です。お仏壇には大抵前に引き出せる板抽出(いたひきだし)がついています。お勤めの間は三具足をその上に置くか、お仏壇の前に御経卓か台をおいてのせます。 *花瓶も小さいことが多いです。仏壇用に組んで売っている仏花の場合は花瓶の大きさにあわせて形よく組みなおします。


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