No.021 2001/10 仏跡情報/「日本仏跡特集 第1回」のご案内

■日本仏跡特集

はるかインドの地で釈尊が説法されて歩かれた御教えは、時と空間を経た日本においてもひとびとの心の支えとなった。元来宗派のなかった仏教であったが、教議や儀式・行事等の違いから宗派が誕生するようになった。
現在、日本にはさまざまな宗派があるが、浄土真宗の開祖とされる親鸞聖人ゆかりの地に今一度足を運ぶことで、より一層の人間のこころの美しさに貫かれた世界に出逢うことが可能となり、更なる感動をうけるであろう。

【生誕】
■誕生院 京都市伏見区醍醐日野町

親鸞聖人の生家は藤原一門の末流、日野氏であるといわれている。日野薬師と呼ばれる法界寺の阿弥陀堂を東へすこし登った所に日野氏の廟所があり、そこを管理する誕生院は、西本願寺の第19世本如上人が聖人のご誕生を顕彰された事に始まる。本堂には、聖人得度前のご幼影が安置されてあり、境内地には「産湯の井戸」がある。
 

【出家】
■比叡山延暦寺

延暦7年(788年)伝教大師最澄により改装された天台宗総本山延暦寺は、山家学生式の伝統を守り学門修行の道場として栄えた。こうした中で親鸞聖人も出家、9歳のときに青蓮院で得度をうけられて29歳までの20年間を、この学山で修学と修道に精進された。
聖人の夫人、恵信尼公の書簡により聖人は横川の常行堂で、不断念仏を修する堂僧として勤めておられたことがうかがえる。

 

 

【吉水時代】
 
■六角堂 京都市中京区六角通烏丸東入る
六角堂は天台宗の寺院で聖徳太子の開創と伝えられている。親鸞聖人は29歳のときに比叡山を下りて、六角堂に百日間参籠され、九十五日目の暁に聖徳太子の夢告を感得せられ、吉水の法然上人の門に入られる機縁をいただかれた。後日聖人は「建仁辛(かのと)の酉(とり)の暦(れき)、雑行を棄てて本願に帰す」と教行信証に述べられている。


■岡崎御坊
 京都市左京区岡崎天王町

吉水時代(29~35才)親鸞聖人は、ここに庵をむすばれ吉水の法然上人のもとで、一途に本願念仏の教えを聞かれ修行に励まれた。また62才の頃関東よりご帰洛後も暫くお住まいになられた旧跡であるといわれている。
享和元年(1801年)東本願寺第20世達如上人のとき、堂宇を建立して御坊とされ、明治9年(1876年)に別院に改称された。

 

【流罪】
■居多ヶ浜(こたがはま)

親鸞上人が流刑された所は、現在の新潟県上越市の国分寺付近だとみられている。上陸された場所と伝えられる居多ヶ浜海岸高台には聖人の記念堂がある。
また聖人が住まわれたといわれる竹の内草庵があった五智国分寺や、恵信尼公と結婚されて家庭をもたれたといわれる本願寺派国府別院など、近辺には聖人の遺跡が多い。
 

■五智国分寺 新潟県上越市五智国分

承元の法難により流罪の中でも最も重い遠流、即ち都より遠い配所に流された親鸞聖人は、35才より流罪を赦免されて3年後の42才までの7年間を、この地で非僧非俗の念仏者として、土地の人々とともに過酷な生活を送られた。
本堂右後方には聖人の御影像をまつる親鸞堂がある。その木像は近くの鏡ヶ池を水鏡として、聖人自らが彫られたという等身合掌の座像で、一般に配所の御影といわれている。

 

 

【布教】
■西念寺 単立・茨城県笠間市稲田町

稲田の西念寺はかつて親鸞聖人の草庵のあった旧跡で、稲田御坊、稲田草庵とも呼ばれているが、約20年間の関東、東北地方での布教伝道の根拠地となったところである。
寺宝には聖人の筆蹟と伝えられるものもあり、元仁元年(1224年)頃には、「教行信証」の草稿本を著述されたといわれている。

 

 
■専修寺 高田派本寺 栃木県芳賀郡二宮町

親鸞聖人は越後より関東に入られ、各地を行脚して布教活動をされた。専修寺は嘉禄2年(1226年)の建立と伝えられている。ご本尊は聖人が前年信濃善光寺で感得された一光三尊仏を安置され、聖人直弟子真仏上人が管理に当たり、聖人はしばしば訪れて教化活動をされたとのことである。
また聖人ご帰洛後は、ここを中心とした高田門徒が有力な教団に発展したと伝えられている。なお、この専修寺は三重県津市一身田町 本山 専修寺の旧地である。

 

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