「道中駕籠」のご紹介(伝統技術の技術応用)

この度、大分県長久寺様のご好意により長久寺様所有の「道中駕籠」をご紹介致します。

 

1.沿革
慶応四年浪華(大阪)に於いて新調。先の住職徳香師(東関)によって大正十年まで実際に使用された。以後本堂北の間の天井に吊るして保存された。しかし、空爆の被害などにより朽ちる寸前(注1)の状態であったが、平成十五年、京都小堀仏具店により、完全復元の修復がなされた。(注2)新調より百参拾五年を経る。
2.仕様

一、
両側の引戸及び前後の窓は、内からは見えるが、外からは見えない。また内部黒色格子の部分は、上下可能な雪見障子である。

二、
前方上部には、小物入れの袋戸棚、中央には上げ下げ自由な棚がある。恐らくは、足座に置けない経本や念珠置きに使用したのであろう。また、後方両側には小戸の付いた覗き窓、両側に脇息が仕付けられている。

三、
内部壁面の絵、豊富な金具使用、外面竹編み部分の濃臙脂色、その他の黒色など、全て本漆塗りであり、駕籠では一級のものである。

四、
外に立て掛けてある屏風様の物は、炎天下で駕籠の天井が熱くならないために使用された日除けの覆いである。また駕籠担ぎの柄は、重量を減ずるため内は空洞になっている。四人もしくは六人担けという。

平成十五年五月 寿命山 長久寺 住職 敬白


 


注1)空爆の被害などにより朽ちる寸前の状態

 

 

 
注2)完全復元の修復完了後の写真

長久寺様では「道中駕籠」を「本漆塗仕上げのため素手にては決して触らないで下さい。」と大切に保存・保管されておられます。


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