京仏壇の製作

【京仏壇・京仏具の特徴】
 
各宗派の本山が所在する仏都・京都において仏具が製作され始めたのは平安京の造営以来、すなわち1200 年前からのことです。長い歴史の間に、下記のような今日見られる京仏具の特徴が形作られました。
 
1. 「各宗派の正式な様式の仏具が作られている」

各宗派の本山が所在する事により、それぞれの宗派に対応できる製品の分化が出来上がってきました。現在でも、寺院用仏具を取扱う仏具店の大半は、それぞれ得意とする専門宗派をもっています。

2. 「製品レベルが高い」

永い伝統に育まれ、「職」と「技」が専門分化されてきた為、優秀な品質が維持されてきました。例えば、優れた彫刻とそれを支える優れた刃物、更にそれを支える優れた砥石、というように「職」と「技」が高い水準で京都に揃っています。

3. 「生産される仏具の種類が多い」

「仏具」というまとまりで発展してきた為、例えば木製品・金属製品・繊維製品・紙製品等々さまざまな素材から成る仏具が生産されてきました。寺院用仏具から、仏壇、念珠(数珠)、香具等々、現在でもあらゆる仏具が京都で生産されています。

京都ですべてを揃えることが出来るわけです。各工程を簡単に順を追ってご説明申し上げます。