1989 カタログ「京仏具」平成元年度版 中国仏跡特集

<中国仏跡特集>

北インドに生誕せられた釈尊のみ教えは、中国に生きる人の求法の旅に始まりをみたことで、東西アジア全体におよぶ説法の道を築きあげた。
史上有名な「シルクロード」の起点ともなった国際交流の地(西安)をもつ中国において、数多くの様式に触れながら今もなお受け継がれる仏教のみ教えは、人々の心に潤っている。
また、現在に至る中国仏跡の多くは、我国の歴史や文化の礎となったものであり、その何れもが大きな感動を与えてくれる。

【 洛 陽 】

白馬寺●白馬寺
ー中国における仏教初伝の地ー

後漢の明帝が仏教を取り入れるため、天竺(インド)へ使節を派遣したが、途中一行は大月氏国(アフガニスタン)で天竺の高僧に会い、中国での布教を依頼した。3年の後に、天竺の摂摩騰・竺法蘭は「四十二章経」と仏の画像を白馬に載せて洛陽にもたらした。仏典を漢訳させるために建立された、中国最古の官寺として、すでに1900年の歴史を有している。

斉雲塔 ●斉雲塔

800年の歳月の間、白馬寺の東に位置しており、金の大定15年、十三層のせん塔で、この斉雲塔には、「修白馬寺塔記」などの碑文が三つ建てられている。


龍門石窟

●龍門石窟
ー中国三代石窟のひとつー

494年に大同から洛陽へ遷都した北魏が、雲南石窟に続き造営したもので、その後400年間彫られた。龍門の仏像は中国的趣を如実に現わしており、その仏像様式は日本の飛鳥時代にも似た形体を造立させたほどの影響力をもっていた。

 

【 大 原 】

●玄中寺

寺中の唐代の碑によると、472年に浄土宗開祖の曇鸞の創建と伝えられるこの寺は、浄土教最大の聖地とされ、開祖とされる曇鸞と道棹、善導の浄土教の三祖がいずれもこの地で修業した事で仏教史上名高い。8世紀末には戒壇が築かれ、長安及び洛陽とともに三戒壇と称された。

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
【西 安】
 

●慈恩寺(大雁塔)慈恩寺(大雁塔)
ー玄奘三蔵による天竺(インド)仏教翻訳の地ー

唐の648年、高宗が母文徳皇后のために創建した慈恩寺。天竺(インド)より帰国した玄奘は仏典の翻訳に従事したが、災火散逸を防ぐ目的でせん塔を造立させ仏典を保存したのが、大雁塔である。
またこの西安の地はシルクロードの起点とし、中国と西アジア・ヨーロッパの経済と文化交流の道として、往来を見守ってきた。

薦福寺(小雁塔)●薦福寺(小雁塔)

中国史上唯一の女帝、唐の則天武后が684年に高宗の追福のために建立した大献福寺が、後に薦福寺と改称された。天竺(インド)より帰朝した義浄が訳経に従事した。景竜年間にせん塔が建てられ、これを慈恩寺の大雁塔と比して小さいので小雁塔と名付けた。

青竜寺●青竜寺
ー比叡山仏教に影響を与えた地ー

青竜寺は、我国ともゆかりの深い寺院で、遣唐使に随行した弘法大師空海が入唐し東塔院に住する恵果に真言密教の秘を学んだ。空海以後の入唐求僧の多くはこの寺に住し、円載・円仁は義真より密教法を、円珍も法全より受法し、当時の我国の比叡山仏教に新風を吹き込んだと言われている。

 

 ●香積寺
―浄土宗発祥の地―

終南山の麓、神禾原に中国浄土宗の大成者善導大師の墓所として、唐の681年懐惲によって創建された。浄土宗を伝えるには絶好の立地であった香積寺は、宋代に開利寺と改称されたが現在においては旧名に復し、浄土宗発祥の地として、小堂と大小二基のせん塔を残している。l

 

玉仏寺

 

 

【上海】

●玉仏寺ービルマよりの白玉仏像安置の地ー

普陀山の僧、慧根法師がビルマより招来した釈迦如来坐像と涅槃に入った臥像の白玉彫刻の仏像二体を安置して、1882年に創建された。はじめは、江湾の地に建てられ、1918年に移設された寺の佇まいは、上海という環境を映すかのように全般的に明るく、仏教寺院とは思えないモダンさがある。

 


コメント & トラックバック

トラックバックはできません。

コメントはありません。

コメント





XHTML: 記述の中に以下のタグが使えます。
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

カテゴリー
注目
お問い合わせ
null
カタログご請求のページへ

知っておきたい「弔事の服装」解説付お仏壇カタログ進呈(無料)
お電話でのご注文、お問い合わせは

フリーダイヤル
0120-27-9595

フリーダイヤルは小堀本店で受信します。お電話受付は午前9時~午後6時[年末年始12月29日~1月4日まで休業、それ以外は年中無休]

メールでのお問い合わせは下のボタンをクリックしてください。


うまく送信できない場合は直接、info@kobori.co.jp にお送り下さい。

ご寺院様コーナー
メインカテゴリー