2004/05/11 京仏壇京仏具の匠の技がハウジングや学舎への応用展開を始める

仏具や仏像の彫刻師が創るレリーフが完成、広島市の保育園に設置

京仏壇京仏具の製造販売の「小堀」(本社・京都市下京区)では、住宅や学校向けに、伝統技術の応用による仏像をモチーフした壁掛け手彫りレリーフを製作しました。約1年をかけ合計26枚を製作し、このほど広島市内の幼稚園と保育園に納入しました。


六世紀の仏教伝来以来、日本人の宗教心が技術を創造し、歴史に多くの逸品を生み出しました。しかし、現代では、京仏壇京仏具も、「需要の減少」「海外製品や量産品の追い上げ」など取り巻く環境は厳しさが増します。優れた日本の伝統技術の伝承のためには、その技術を他の分野に応用展開することも有効な対策の一つです。
 今回、同社が製作したレリーフは、巾30㎝高さ42㎝の小型を中心に、巾30㎝高さ51㎝の中型や巾35㎝高さ70㎝の大型があります。ヒノキやヒバの天然木材の木肌を生かし、伝統京仏具の彫刻師が立体的に手彫りしたものです。デザインは、仏様の全体像や半身像、また童のお姿から大人のお姿まで多様です。今年の春、すべてのレリーフが完成し、やわらぎ幼稚園とやわらぎ第一保育園・第二保育園*1(広島市・武田勝道園長)の保育室・遊戯室・講堂に設置が完了しました。
 園児たちは’手を合わす心’を大切に育みながら成長していくことでしょう。この製品は、浄土真宗本願寺派 教西寺の住職でもおられる武田園長様のアイデアにより生まれましたが、「阿弥陀様の眼差しのなかで一日を過ごすことで、幼子の心に良い影響を与える。」とコメントをいただいています。 
 技術の進歩は、わたくしたちに快適な生活を提供してくれました。しかし、人々の不安は高まるばかりです。変わる生活様式の中で伝統産業が受け入れられるには、優れたほんものがもつ感性的な価値を判りやすく表現し、技術の応用を広げることです。学校や幼稚園のほか、スペースが狭い住宅でも場所をとりません。また、手彫りで受注生産しますのでサイズやデザインなどお客様のあらゆるご要望にお応えできます。納入例は、同社ホームページで見ることができます。問い合わせは、京仏具(株)小堀本店℡075-341-4121まで。


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