2004/08/19 京都新聞 和ろうそくの明かりネパールへ(仏壇店の社会貢献)

全国から1万本を回収

寺院では法要のたびに新品のろうそくが使われ、少しだけ火をともしたろうそくも廃棄処分されている。釈迦の生誕地ネパールで、電気が通じていない山間部にある集落の子どもたちに明るくて消えにくい和ろうそくを活用してもらおうと京仏具の「小堀」が今年四月に回収を始めた。(28面)

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ネパールへ“明かり”届ける
下京の仏具店 ろうそく1万本回収

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ネパールに送られる使用済みの和ろうそく(京都市中京区・京都商工会議所)

 寺院で法要に使われた和ろうそくをネパールへ送る活動を展開している京仏具の「小堀」(京都市下京区)は、今月から、集まったろうそくの送付を始める。全国の寺院に呼びかけ、すでに約1万本のろうそくが集まった。

  寺院では法要のたびに新品のろうそくが使われ、少しだけ火をともしたろうそくも廃棄処分されている。釈迦(しゃか)の生誕地ネパールで、電気が通じていな い山間部にある集落の子どもたちに明るくて消えにくい和ろうそくを活用してもらおうと、同社が今年4月に回収を始めた。

 小堀の社員が回収に訪問し、北海道から九州にかけての約90寺院から、長さ21−14センチのろうそく約1万本が集まった。運動を知り、家にあったろうそくを持参した市民もいた。

 キャンペーンに協力している日本ネパール教育協力会(京都市中京区、石田進代表)のメンバーが今月22日、第1弾として約1300本を飛行機でネパールへ運ぶ。現地のNGO(非政府組織)が各集落に配る。

 輸送に手間や費用がかかるため、同社では今後、日本ネパール教育協力会を通じて他のNGOに呼びかけ、ネパール以外の国にもろうそくを寄贈していくという。

小堀進専務は「予想以上に多くのろうそくが集まった。ネパールをはじめとする国々で、明かりを必要としている子どもたちに届けていきたい」と話している。