2008/03/11 小学生が「金ぱく張り」に挑戦!

   - 日本の伝統産業の体験でモノを見る目のきっかけづくり –

 京仏壇京仏具製造小売の「小堀」(本社・京都市下京区)は、同社工房(京都市山科区)に京都市立小栗栖宮山小学校*1(京都市伏見区小栗栖宮山1の1)の児童に京仏具工房の見学と金ぱく張りの体験をしてもらい、伝統産業についての学習をしてもらいます。

 同小学校4年生62名の児童に日本の伝統産業を知ってもらい、仏壇仏具を身近に感じてもらおうという取り組みで、3月14日金曜日に行われます。当日予定は次の通りです。
  ①9:30~9:50 仏壇仏具についての説明
  ②9:50~10:20 工房内の「木地」「うるし塗り」「金ぱく押し」「組み立て」「京仏具資料館」の見学
  ③10:30~11:10 金ぱく押し体験
  ④11:10~11:40 質疑とお仏壇ハッピーエンド物語のプレゼンテーション
 ①では、材料と道具、そして伝統技術の伝承について小堀進専務がお話しします。②は、3班に判れて工房内をスタッフが案内します。休憩の後③は、直径9㎝の杯の内側に金ぱくを張る体験です。完成した杯は持ち帰って実際に使うことができます。④では、質疑応答のあと、仏壇仏具が時には人々に生きる気力をも提供し、世の中にお役に立ったお話「お仏壇ハッピーエンド物語」を視聴してもらいます。結果、子どもたちに仕事を通じて社会に貢献することの大切さを感じてもらいます。
 同社が工房の見学を公開する目的は、「日本の伝統工芸の良さを感じてもらう。」「モノを見ようとする目を養う。」「感謝の心と仕事の意義をお伝えする。」です。
 伝統産品に触れる機会が減った現代では、ほんものの見極めを表示ラベルに頼ります。昔は冷蔵庫にある食品を、臭いで、触って、なめて、しっかり見て、“大丈夫!食べていいわよ”と見極め方を教わりました。しかし今では、モノを見ずに賞味期限ラベルを探します。ラベルの頼りすぎは人間が持つ五感を退化させます。安全を保証するものは別として、ほんものを見極める力を養う体験が大切です。子どもたちは、「僕の金箔は輝いていないな~」「君の金箔はきれいに光っているね!」などと声が飛び交い、わずか30分の体験の後はラベル探しではなく、金ぱくそのものをしっかり見てくれるようになります。
 六世紀の仏教伝来以来、信仰心によって発展してきた京仏壇京仏具は、日本を代表する伝統工芸品として安らぎを提供してきました。日本の伝統技術の良さを、先ずは京都の子どもたちに向けて発信したいところですが、現在、同社の工房に訪れるこどもたちの多くが京都以外の修学旅行生です。「日本の伝統技術の良さを五感を通して感じてもらいたい。そして、ものを見ようとする目を養ってもらいたい。そんな感性をまずは地元の京都の子どもたちから学んでもらいたい」と、同社小堀進専務が願いを込めます。結果として、失われつつある日本の伝統技術の伝承をめざします。

*1京都市立小栗栖宮山小学校
住所: 京都市伏見区小栗栖宮山1の1
Tel: 075-572-5216
Fax: 075-572-5217
E-mail: miyayama-s@edu.city.kyoto.jp


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