2009/07/03 地元京都の小学生が金ぱく張りに挑戦!

–  仏壇工房で「伝統技術」「モノを見る目」「働く意義」を学ぶ  –

 京仏壇京仏具「小堀」(京都市下京区)は、同社工房(京都市山科区)地域内の京都市立百々(どど)小学校(髙橋基《たかはしもとい》校長)の校外学習として、児童に京仏具工房の見学と金ぱく張りの体験をしてもらい、伝統技術を身近に感じてもらいます。

 同小学校6年生3クラス95名の児童に地元の伝統産業を知ってもらい仏壇仏具を身近に感じてもらおうと2004年から始めました。今年が6回目です。児童たちは、校章のデザインをあしらった文鎮を清水焼でつくり、同社工房京仏具資料館に持ち込んで金ぱくを貼ります。
 職人がつくる仏具の製作工程は6月26日に見学済みで、7月9日(木)9:00~10:25【6年1組】・7月10日(金)9:00~10:25【6年2組】・7月10日(金)10:35~12:00【6年3組】の予定で、実際に金ぱく張りに挑戦してもらいます。同社が子どもたちにも工房を公開する目的は次の3点です。
1.日本の伝統工芸の良さを知識としてだけでなく心にも感じてもらう。
 仏壇仏具の「木地(きじ)」「うるし塗り」「金ぱく」「組立」の4工程と「京仏具資料館」で、製作現場・材料・道具に触れてもらい、良さを感じてもらうことにより、ひいては伝統技術の伝承を願います。
2.モノを見ようとする目を持ってもらいます。 
 現代では品質の見極めを表示ラベルに頼ります。しかしラベルの頼りすぎは人間が持つ五感を退化させます。安全を保証する食品はやむをえないにしろ、仏壇仏具のような工芸品の見極めには少しばかりの不便さを残すことも大切です。児童が金ぱく体験をした後は、ラベル探しではなく金ぱくそのものをしっかり見てくれるようになります。

3.感謝の心と仕事の意義をお伝えします。
 材料や道具、そして技術といったモノだけではなく、人にも目を向けてもらい、働くことの意義を感じてもらいます。工房で働く人は、今いったい何のためにこの仕事をさせてもらっているのか?そんな私たちの使命を、職人さんやスタッフから子どもたちへのメッセージとして伝えます。そして最後に、お仏壇お仏具が生きる気力をも提供させていただくことがあるという、「お仏壇ハッピーエンド物語」を音と映像を使って見てもらいます。
 「金ぱく体験が、ものを見ようとする目をもつきっかけになれば嬉しいことです。そんな感性をまずは地元京都の子どもたちから学んでもらいたい」と、同社小堀進専務が思いを強めます。

 ◆昨年の様子はこちらをどうぞ!


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